「そんな大声で話してないのになんでわざわざ来るわけ?だいたい何様なのよ。主査にあたしたちの告げ口するなんて」




「別に、ただの私語ならいいのよ。余計なことなら困ると思って」




狩野さんに負けず腕を組んで睨み返す高城さん。そして何も言えずただ見守るだけの部署の人。




「余計なことって何よ?だいたい主査の元カノだからって席にまで口出す権限ないでしょ。それとも今は本命じゃないから僻んでるの?あいちゃんを傷つけたら許さないから」




「・・・あんたが余計なこと言ったのね。ったくめんどくさいことバラすんじゃないわよ」




「あの!!仕事、仕事しましょ、仕事!」