「お昼は今まで通り、一緒に食べようね」




「そ、そうですね」





私の答えにニコニコしてくれる狩野さん。

先輩と高城さんの考えてることや隠してることは本当にわからないけどこの会社で私に対して何かあるっていうことなんだよね。




「悪いんだけどあなたたちの私語で席替えさせられるんだから少しは考えてくれない?」




一番端の席からコツコツとヒールの音を立ててやってくる高城さん。


その姿をキッと睨む狩野さん。