涙を拭ってデスクに戻ると心配そうに駆け寄ってきてくれたのは狩野さん。




「あいちゃん、大丈夫?」




「えっ?あっ、はい。狩野さんと離れるのか寂しくてつい泣いちゃいました」




「あいちゃん可愛い」




さっき、高城さんに言われた会社での会話や態度。とにかく余計なことは言わない。