「高城さん、先輩の元カノさんらしいですね。しかもこの間からの電話も全部高城さんでしょ?この間私と会った後も会いに行ってましたよね?それなのに、隣になれやあげくは仕事やめさせるなんていい加減にしてよ!私は誰のものでもない。おもちゃでもない。ちゃんと感情があるんです!」




涙混じりにとにかく先輩を責め立てる。



もういい。元彼も先輩も結局はただ支配したいだけ。好きとかそんな甘い言葉で誘い込んで。





「・・・ごめん。ごめんな。俺、あいつと同じように自由を奪ってた。支配しようとか思ってたわけじゃないんだ。亜樹のことも何も話さなくて本当にごめんな」