本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

先輩もさすがに私が避けていることと新しく始まるサービスの打ち合わせでバタバタしていて席を外していることが多い。



だからこんな風に勤務中に呼び出しされることなんてなかったのに。




さすがに狩野さんも一緒じゃ断れない。仕方なく狩野さんの後をついて先輩の席に向かった。



まだ隣には高城さんがいるけど。




「ごめん。急で悪いんだけど狩野さんと高城さんの席を交代したいんだ。言いにくいんだけど狩野さんと藍原ちょっと私語が多い。仕事中の私語を絶対にするなとは言わないけど見てて目に余るから昼休み終わったら席替えで」