本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

私が視線を外さないからきっと心配してくれたんだよね。



ダメだ。1人でグルグル考えてもきっと私の許容範囲を越えてしまう。それならいっそ全て聞いてもらうほうがいい。



きっと狩野さんならいいアドバイスをくれるよね。




「ごめん、藍原、狩野さん。ちょっと話があるから俺のとこにきてくれる?」




狩野さんにお願いしますと返事をしようとしたらいきなり先輩に呼ばれた。



あの日から避けて電話対応も島田さんや他の人にお願いしてる。話しかけられても忙しいふりをして避けていた。