本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

「先輩、携帯鳴ってましたよ」




「えっ?あ、ありがとう。藍原そんなに見つめられたら俺もちょっと恥ずかしいんだけど」




えっ?やだ。私、つい先輩を見ていたんだ。だって、いつもの優しい先輩と違っていてなんだかちょっと男の人って感じだったから。


いや昨日は強引な男の人って感じだったけど今は濡れた髪がドキドキさせる。




先輩って強引なとこもあるんだなって昨日はドキドキした。



でも、それと同時に少しだけ妬いた。私みたいに先輩に言われた人がいるのかと思うと。