本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

「そ、そうなんですか。あっ、でもまだ彼氏じゃないのなら僕にも希望がありますかね?もし、良かったら今度はお酒を飲まずにご飯でも行きませんか?あっ、2人が嫌ならお友達を誘っていただいても構わないです」




食事。でも2人っきりじゃなくてもいいなら別にいいか。


それに森下さんいい人そうだし。




「別に・・・」




「誰と電話してるの?」




返事をしようとしたら後ろから聞こえてきたのは低い声。


振り向くと先輩が怒った顔をしてまた無言のまま近づいて私の耳もとから携帯を奪って電源ボタンを押した。



そのまま床に落とされる携帯。




「元彼?」