本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

立ち上がって頭まで下げてくれた森下さん。その姿に全員が森下さんを見た。



話に夢中になってた先輩と高城さんも。




「あはは。注目浴びちゃいましたね」




「あいちゃんと森下くんってそういう関係だったのか?」




「そうだったんだ」




立ち上がって腕を掴まれたまま。森下さんは頭をかいてるけど嫌だ。



先輩が見てる。高城さんが見てる。





「ち、違うんです。私、ちょっとよろけちゃってその、支えてもらってたんです。まぎらわしくてすいません。森下さんもありがとうございます」