君からのメールは

もう来てない

『忙しい…』

そんなメールも今は愛しい



そんな矢先

お母さんから聞いた

「帰って来るみたいよ」



問い質そう

私は待ってるのに

君は隠れてばかり

ズルイ、

ズルイよ



あと1年しかないよ

早く開いた時間分

愛し合いましょう



帰ってきた日

冷静を装って

いつも君を見つけるために開けた玄関
ノックした



涙溢れそうになりながら



「どうぞ」



開いた玄関に君のらしき靴



私は部屋に飛び込んだ



彼の靴の隣りの
キレイなピンクのスニーカーに
心が揺れて…