そんな律希ちゃんに、吉馬さんは少し、
不思議そうな表情を浮かべた。
顎に手を当てて、少し屈むようにして、
律希ちゃんの顔を覗きこんでる。
「笹野ちゃんもさ、不思議だよねー?」
「そうかな」
そうでもないよ、と笑う律希ちゃん。
「や、不思議だよ。杏子ちゃんは……も
うなんか、天然記念物並の天然さだから
良いんだけど……笹野ちゃんはさ、普通
の女の子じゃん?」
……んん?
私が天然記念物ってどういう事だろう。
そして律希ちゃんもなんでその言葉に頷
いてるんだろ。
それに、吉馬さんの言い方、まるで私が
普通の人じゃないみたいな……。
なんか腑に落ちないな、なんて首を傾げ
るも、わざわざ問いただす事でもないの
で、気にしない事にした。
「あ、まあ普通の子よりは、可愛いか」
律希ちゃんを見てそう言う吉馬さん。


