それに小さく頷く杏子。
「んー……。ちょっと眠いかも……。私
もお風呂入ってきて、そしたら寝ようか
な」
そう言って立ち上がり、お風呂場へと消
えていく杏子。
杏子が見えなくなってから、俺は深いた
め息をついて、腰をおろした。
……さて、どうするかな。
正直言って、このまま一緒に寝て、朝ま
で耐えられる自信がない。
通常の時でさえ、もっと触れたくてたま
らないのに、同じベッドの中で、杏子に
何もしないとか無理。
どうするべきか、と悶々と考えていると
、杏子が帰ってきた。
「ただいまぁ……」
ちょっといつもよりも甘さを孕ませた声
に振り向き、思わず固まってしまう。
お風呂上がりの杏子は、とてつもない破
壊力だった。


