だけど、
「だから、杏子のベッドで皐君も寝られ
るわね、って」
……どうやら、聞き間違いじゃ無かった
らしい。
……いやいや。え?
思わず苦笑いをこぼしながら、杏子のお
母さんを見てしまう。
「でも……それは…」
「だって客人ようのお布団ってないし。
それに杏子のベッド、大きめだからきっ
とそんなに窮屈じゃないわよ?」
や、窮屈とかそういう問題じゃなく。
あれか。杏子の天然はここから受け継が
れてるのか?
まあいい。これはさすがの杏子だって断
るだろ、なんて思っていたら。
「え!皐君と一緒に寝れるの!?」
横から聞こえてきたのは楽しそうな声で
。


