【完】カテキョはイケメン王子様!~アブナイ恋のお勉強~






……杏子と居るときの俺って、そんなに
普段と顔が違うんだろうか。


自分ではそんなつもりないけど、と頬を
触ってみる。



……わからん。



「でも仮にそうだとしても、杏子にだけ
だろ。それでなんで余計な女まで来るの



「余計な女ってねぇ……。もっとオブラ
ートに包んだ言い方出来ないの?」



やれやれ、といったように苦笑いする吉
馬。でも余計なものは余計なんだから仕
方ない。



「まあつまりあれだよ。杏子ちゃんに優
しいから、"もしかしたら私も"っていう
あわよくばな気持ちなんじゃん?」


「……あり得ない」



もしかしたらとか、アホか。



もしかしたらもなにも、そんなこと考え
てる時点で杏子と違いすぎる。



俺は杏子じゃなきゃ嫌なんだよ。



杏子しか要らない。