そう言いながら項垂れる私の頭を撫でて
くれる律希ちゃん。
もうなんなんだろうあの二人。
超人って、ああいう人の事、言うのかな
……?
そんなことを考えていたら、ふと、横を
通りすぎた女の子達が、
「ていうかさ、王子も千明君も、なんか
雰囲気柔らかくなったよねー」
「あ、わかるー!前よりも近付きやすい
よ、千明君とか特に」
「二人ともいつも無表情だったからね」
なんて会話をしてるのが聞こえてきた。
そうなの、かな。
私にとっては、出会ってからも今も、二
人は変わっていないけど……。
でも、皆が皐君の良さを知るのは良いこ
とだと思う。
氷の王子様、なんて、皐君にふさわしく
ないもん。
───そう、思ったのに。
「ちょっと王子様にアタックしてみよっ
かなー」


