それと同時に、私の左手を握ってきた相
手を皐君が睨んだ。
誰だろう、なんて思いながら左を見れば
、それは凌斗君だった。
「りょ、凌斗君?」
「俺も、ナンパ対策」
そう言うと、凌斗君は指を絡めてきて。
どんな繋ぎ方よりも密着して、熱を感じ
るそれに、どうしようもなく恥ずかしく
なってきた。
「凌斗。二人も要らないんだけど」
「じゃあ皐が離れれば?」
「……」
なんて、恥ずかしくなったのも一瞬で。
両隣から感じる黒いオーラに、今度は冷
や汗をかいてしまった。
え、どうしよう。
よくわかんないけど、この状況、どうし
たらいいんだろう。なんて思っていると
、
「俺らも早く海行こー!」


