やっ、に、似合わないし……。なんて思
っていたら。
「……ほんとすげー可愛い」
ちょっとはにかみながら凌斗君がそう言
うから、カアッと身体中が火照った。
「あ、ありがとう……」
「でもほんと杏子ちゃん可愛いよ!」
萱島君までそんな風にいってくれる。
そして萱島君はそのあとでニコッと笑う
と。
「律希もめっちゃ綺麗だけど!」
と言った。
それに律希ちゃんが何かを言おうとした
時、不意に吉馬さんが動き出して、律希
ちゃんの手首を握った。
一瞬、その場の空気がピタリと止まる。
「え、城田君……?」
「海、行くんでしょ?」
戸惑う律希ちゃんにそう首を傾げた吉馬
さん。


