皐君も凌斗君も仏頂面だし……。吉馬さ
んは相変わらず黒い笑みだし……あ、萱
島君は普通だけど。むしろ楽しげだけど
。
ま、まあいいか。
きっとそのうち楽しくなるよね!うん!
そう無理やり納得してから、律希ちゃん
の後を追うように更衣室に向かう。
更衣室に入ると、律希ちゃんにピンク色
の袋を渡された。
「はい、水着」
「あ、うん!」
そうそう。
律希ちゃんが水着選ぶって言ってて、当
日までのお楽しみって言われてたんだよ
ね。
どんなのかな~、なんてわくわくしなが
ら水着を取り出して。
「……」
思わず目を疑ってしまった。
ギギギ、と錆び付いたロボットのように
律希ちゃんを振り返る。
「りりり、律希ちゃん……」
「なぁに?」


