【完】カテキョはイケメン王子様!~アブナイ恋のお勉強~






吉馬を見ながら、鬱陶しそうにそう言う
笹野。



「別に良いじゃん。ほんとは嬉しいくせ
に」


「そんなわけないじゃん。そういうの、
自意識過剰って言うって、知ってる?城
田君」


「ツンデレなんだね、笹野ちゃんは」


「ツ……!ううううるさい!」



"う"多すぎだろ。



なんでかキョドってる笹野と、それを楽
しげに眺める悪魔な吉馬から目を逸らし
、俺は目の前の杏子に目を向けた。



すると杏子もそれに気付いて、ふにゃ、
と笑ってくる。



……なにその笑顔。反則でしょ。



さっきまでイライラしてたはずなのに、
今の杏子の笑顔一つで、全部吹っ飛ぶ、
単純な俺。



俺は口元が緩みそうになるのに耐えなが
ら、杏子を見た。



「珍しいね~、皐君が食堂に来るの~」


「ああ……」



お前が、いるから。