【完】カテキョはイケメン王子様!~アブナイ恋のお勉強~






意味がわからないでいると、吉馬はニコ
ッと笑ってから、すたすたと歩き出して




俺は相変わらずクエスチョンマークを頭
に浮かべたまま、その後に続いた。



吉馬を好きな奴なんて、いっぱい居るし
……誰のことだよ?



やがて俺と吉馬がたどり着いたのは、杏
子たちの席だった。



俺にとってもラッキーって……こういう
事かよ。



「あっれー、偶然だねー、笹野ちゃんも
、杏子ちゃんもー」



そうニッコリ笑いながら、笹野の目の前
に座る吉馬。



……なんてしらじらしい。



思わず冷たい視線を送っていたら、吉馬
が俺を見上げて、「皐も座れば?」とい
ってくる。



俺はそれに頷いて、杏子の前へと腰をお
ろした。



「……ちょっと。なんでわざわざ目の前
に……他にも席、空いてるけど」