だって律希ちゃんが怖いとか、そんなこ
とあるわけないもんね!
「これを俺に……着ろと?」
「それ以外になにが?」
……えっ!
律希ちゃん、これを萱島君に着せたかっ
たの!?
ちらっと萱島君を盗み見ると、心なしか
顔が青い。
「っいや!これ、女子の衣装だし!」
「大丈夫。さっきそこは許可とったし」
「何許可しちゃってんの店員も!」
でも……。
「でも萱島君、似合いそう……」
そう呟くと、ニッコリ笑う律希ちゃんと
、ギギギ、と壊れたロボットのようにこ
ちらを向く萱島君。
萱島君、目、大きいし……ちょっと女の
子みたいな顔だから……きっと変ではな
いと思う。


