「双葉ー、ちょっと来てー」
と萱島君を呼んだ。
「ん?なにー?……って、え?」
とことこと歩いてきた萱島君に、「ん」
と今持っていたメイド服を突きつける律
希ちゃん。
あら……萱島君、固まっちゃってるよ…
…。
「……あの、律希サン?」
十秒ほどの沈黙を挟んでから、ぎこちな
い声で律希ちゃんを呼ぶ萱島君。
メイド服を持つ手が震えてる。
「ええと……これはどういう…」
「双葉にピッタリじゃない?」
そう今日一番の笑みを浮かべる律希ちゃ
ん。
でも一瞬、その笑顔が怖いと思ったのは
気のせいだよね。
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