そう言いながらあわててついてくる萱島
君と、気だるそうな律希ちゃん。
「どちらのコスプレになさいますかー?
女性はこちら、男性はこちらからお選び
くださいね」
写真館に入ると、受付の女の人に案内さ
れて、大きな衣装部屋に案内された。
うわぁ……!いっぱい衣装がある!
シンデレラのドレスとか……猫の着ぐる
みとか、種類はたくさん。
「律希ちゃん何にするーっ?」
「杏子とお揃いがいいな」
「ほんと?じゃ、お揃いにしよーっ!」
「うん。……あ、」
ふと、何かを見付けたのか、そう声を漏
らした律希ちゃんが、ある衣装を手にし
た。
そんな律希ちゃんの手元には、フリフリ
のピンクのメイド服。
「? 律希ちゃん、それ着たいの?」
「ううん」
律希ちゃんはそう言うと、くるっと後ろ
を向いて。


