「……ありがと。てか、律希って呼び捨
てやめてよ」
「え、もう良くない?なんか笹野ってす
ごい他人行儀だしさ、呼ぶの疲れたし!
律希も前みたいに双葉って呼んでよ!」
ニコッと笑いながらそう言う萱島君。
そっか。二人とも、昔はそう呼びあって
たんだ……。
そういえば教室で、一回だけ萱島君、律
希ちゃんのこと名前で呼んでたかも。
「如月」
律希ちゃんと萱島君を見ていたら、不意
に名前を呼ばれて見上げると、千明君が
立っていた。
そしてココアの入ったコップを渡してく
れる。
「あんたは、こっち」
「あ、ありがとう……!」
わ、このココア白い……!ホワイトココ
アって奴かな?
なんて思っていたら。
「……ぷっ」


