「おーっ!凌斗!ついたよー!」
テーマパークに着くと、ウキウキしたよ
うにそう言って、千明君にだきつく萱島
君。
そんな萱島君に抱き付かれた千明君は、
「落ち着けよ」と笑っていた。
千明君は、萱島君の前だとよく笑う。
女の子の前だとずっと無表情で、しかも
無口なんだけど……萱島君は、特別だか
らなのかな、やっぱり。
「早く遊びたーい!凌斗、アソボ!!」
萱島君……目がキラキラしちゃってる。
なんか犬みたいで可愛いなあ、なんて思
っていると、律希ちゃんが「ほんと子供
」と呆れたようにため息をついてた。
でも……。
「楽しみ……だよね!うん!」
ね?と律希ちゃんを見上げれば、律希ち
ゃんが笑った。
「まあね。杏子と一緒だしね」


