【完】カテキョはイケメン王子様!~アブナイ恋のお勉強~






なんで、と言われても……。



「と、特に気にしてなかったです……」



言われて気付いた、ってくらい。



そういえば無意識に、男の子には敬語だ
ったな……。



なんでかな?自分でもわかんないや。



なんて思っていると、「じゃあさ」と萱
島君がニコッと笑って。



「俺と凌斗には、タメで話してよ!」


「え?た、タメ……?」


「そう!敬語じゃなくってさ!」



相変わらずニコニコしながらそう言う萱
島君。



「う、うん…」



コクンと頷くと、「ありがと」と萱島君
は笑った。