ずっと好きだと言えなかった

肩をおもいっきり引かれ、振り返えれば、そこには同じくびしょ濡れの千葉君がいた。



「え、」

「っ何やってんだよ!バカじゃねえの!?」



いや。それこっちのセリフ。
なんて言い返せるわけもなく大人しく怒鳴られる。


何でいるんだろう。何でそんなに怒ってるんだろう。何でそんなに息切れしてるんだろう。どうしてびしょ濡れなんだろう。千葉君は――――傘、持ってるのに。