どうやら『好き』を聞かれてしまったらしい。


羞恥に染まる顔を隠すように俯いて千葉君を追う。


千葉君もわたしと同じ気持ちなのか何だかお互いギクシャクしている。


このぎこちなさは付き合いたての初なカップルみたいだ。


―――あ。カップルなんだっけ。