「苦手だったか?」 「平気。キスは苦手だけど」 「誰と……?」 あ。何かヤバい 折角の誕生日なのに 「……恭介さん」 恐る恐る聖司を見ると驚いた顔をしていた 「6歳の時だったかな。仕事帰りに家に来ていた恭介さんにお父さんと間違えてキスしたの。お父さんは頬にしてたんだけど、寝ぼけていたせいか場所も間違えたみたいで。怒ったよね?」 「いや。びっくりはしてるけど」 「乾杯しようか」 「ああ」 聖司は赤ワイン 私はグレープフルーツジュースで乾杯