「かえ、紅茶とコーヒーどっちがいい?」
「んー・・・どうしよ、えと・・・コーヒーで」
「じゃあ入れるわね」
あたしはそう返事をすると、お母さんに向けていた目を、映し出されているテレビのニュースに目を向けた。
アナウンサーが事件を伝えていた。
なんか、最近こわいな。
するとそこで思い出した。
なんで今日・・・あんな前の夢なんか見たんだろう。
あれ?まだあたし忘れられてないの?
蒼のこと。
自分では吹っ切れたと思ってたのに・・・。
やっぱ頭では分かっていても、心がどうしてもついていかない。
信じたくないのかな、あたし。
まだ好きなんだ。きっと・・・。
