「…一緒に帰んのか?」



「え、あ、うん…」




「ふーん」






どうしたんだろ?




あ、もしかして澄也も一緒に帰りたかったのかな!?



で、でも澄也は部活あるし…



待ったほうがいいかな!?






「あ、あの、「なぁ!!」」




あたしと澄也の声が重なった





「お、俺がもし大会で1位になったら、お前に言いたいことある!!」




どきっ…




澄也の真剣な顔に一瞬みとれた





「…え…?」








「んじゃあそーゆことで。じゃーな!!」






「え、は!?ちょ…す、澄也!!」






さすが陸上部。足早い…


もう向こうの方まで行っちゃったし









ってちがーう!!






さっきのなに!?言いたいことってなに!?





大会で1位とらないと言えないの!?









「なんなんだよー!!…っいたっ」










誰かに頭をチョップされたような…






振り返ってみたら