そんな中、体育館から誰かの足音が。
ん?んんん?
「あれ?紗英じゃん」
どうしたんだろ?
こっちに向かってきてるけど、何かあったのかな?
「奈友梨〜!聞いて!すごく大事なこと!」
紗英は私の前まで来て、私と優祐を交互に見た。
「なに?大事なことって?」
「あしたのあれ、忘れてないよね?」
明日のあれ?なんだあれって?
優祐を見てみると、首をひねって考え中らしい。
「やっぱり忘れてる!明日は温泉旅行だよ!遠足の景品のやつ!」
温泉…遠足の景品……
「「あああああああ!!!」」
忘れてた!すっかり!もうすっかり忘れてた!
ちなみに、行くメンバーは私と優祐と紗英と涼くん。
なぜ紗英と涼くんもいるかというと、もらった券が4人分で、余った2人分のは紗英と涼くんにあげたから。


