あいあむ金属バット、あーゆー?

後から考えれば、首をスパンと切られたという事だったんだけれども。


べちゃっ…


首が地面に打ち付けられ迷彩キャップも同時に外れる。

その様子を見て首を裂いた本人、シャルロッテはくるりと踵を返す。



「なんじゃ、もう終わりか。所詮そちもその程度だったのじゃな……」


呪文を呟き青い魔法陣が召喚される。


テディベアを拾い上げ召喚した魔法陣へと向かう。


その上にのりまた別の場所へ飛ぼうかと、そう思った束の間。



ぶわりと、全身の毛がよだった。



思わずシャルロッテが振り向けば、そこにあるはずの死体がなく……



「うにゃーう、貧血なるかもかもおーってこおとおでえええっ、

萌え萌えちゃんの血ぃ、わけて貰ってもいーいいいっ?」



一瞬。

その一瞬で目の前に迷彩チャイルドが間合いを詰めて立っていた。