いつの間にか現れて いつの間にか消えていて いつの間にか その存在すら忘れてしまう 脳が雨久を否定し、拒絶する。 哀しきかな、哀しきかな。 だけど、 「ふん、人間風情が。わしがやられて終わりだと思うでないぞ。この吸血鬼の祖先、シャルロッテ様がじきじきに殺してやろうよ。 次また会うときにのう」 そこにいると認めてしまえば、そこにいるのだ。