あいあむ金属バット、あーゆー?

次々と放たれる氷柱に、それを打ち砕く金属バット。

ふと、雨久の動きがとまる。



「……はれれん?」



うつ向けば成る程、雨久周辺の地面が凍っていたのだ。それも雨久の足裏をくっつけて。


これでは身動きが取れないではないか、と怪訝な顔をする雨久。の、その頭上。



「余所見をするなっ!わしとて甘くないぞっ」


「あれま、」



巨大な氷柱が雨久へと遅いかかる。

これは先程、雨久の首をぶった斬った代物ではないか。なんと危うい。