きっと本当の意味での「愛してる」は、こういうことなんだろう。

そうだとするならば、航佑が今まで私に向けてくれていた愛情は間違いなく「愛してる」で、私はこんなにも深い「愛してる」を受け取っていたことに、気付いていなかったのかもしれない。



ただ「好き」っていうだけじゃなく、すべてを認めて受け止め、思いやり、寄り添う..........

航佑と出会っていなければ、私はまだこの大切な感情を知らずにいたと思う。



「愛してる」を教えてくれた航佑を、精いっぱい愛してあげたい。

そばにいて、抱きしめてあげたい。

一人になんて、できない。



彼を愛すると決心したイブの夜、そう心に誓った。

覚悟を決め、落ち着いた心がもたらすのか、今まで味わったことがないくらいの深い快感に漂いながら..........