クタクタに疲れて帰宅すると、稜の部屋 に灯りが点いているのに気付いた。

稜はあれからどうしてるかな。

思いを巡らせながら家の門を開けていると、隣の家から友哉が出てきた。



「おっ、心優、お帰り。」

「ただいま。」

「今、稜の部屋で飲んでんだ。雄河もいる。兄貴も後で顔出すって言ってたけど、お前も来る?」

「........ううん。辞めとく。」

「だよな。まだ無理か。」

「うん........。」

「わかった。じゃ、俺、買い出し行って来るから。」

「うん。.......稜のこと、頼んだよ。」

「了解。」