嫌いなアイツは前の席【完】




「お待たせ」



一人パニックになってると、拓真がきた。



「どうかした?」



「あ、なんか智美が‥」



「あぁ、智美ちゃんね!俺が言っておいたから大丈夫」




なるほど‥。



だから智美は知ってるのね。



「綾乃、帰ろ?」


拓真にそう言われ、私は頷いた。