これから隼人と私は夫婦となって、新しい家族になる。




私たちが何人家族になるのか…




それは、天使に任せる事にしよう。




彼を一生愛し、支えていく気持ちに、変わりはないのだから。










「隼人… 愛してるよ。」



小さく呟いた私の声を聞き逃さず、彼が振り返る。




「何だよ、急に。 あっ!早速、子作りしたいの?」




ニヤッとして、擦り寄ってくる。




「もう… バカ!」




私達は目を合わせて笑いあい、そして、しっかりと手を繋いで歩き出す。










私は満天の星空を見上げ、天使に声をかけてみた。





私達の子供になってくれる天使さん、いますか?




不器用で、愛情表現の下手な私たちだけど。




精一杯の愛情で、あなたを愛していくから。




私たちが親でも良いと思ったら、私のお腹に降りてきてくれる?







両手いっぱいに…




夢と希望を握りしめて。














  〜END〜