「あそこはダメ。寝室も一緒でいいじゃん。」




頬にキスしてくる隼人。





「じゃあ… 何で空けてるの?」




顔だけ後ろを向けて、彼を見る。








「子供部屋だから…」




しばらく黙った後、ポツリと呟いた。





…子供…





「あ… そう…」




私も何となく照れ臭くて、下を向く。







「でも… ズルズルと一緒に住むっていうのもねー…」




後片付けも終わり、そのまま彼の胸に寄りかかる。






私は古いのかも知れないけど、けじめがないと言うか、いつの間にかっていうのが嫌だった。






「よし! 明日出かけるぞ!」




急に隼人が、気合いを入れるように言った。