「昨日のオペの人、どう?」
急に仕事の顔になって、私に聞いてくる先生。
「まだ熱がありますね。」
「うーん… 薬変えてみるか。」
そう言ってパソコンに向かい、
「明日から、こっちに変えて。」
と、私に指示を手渡した。
「じゃ、お疲れ!」
「先生! アイスありがとうございました。」
私の声に振り返った成海先生は、『おう!』と片手を軽く上げ、帰って行った。
「先生、差し入れに来たんですかね? それとも仕事しに?」
後輩の声に、
「さぁ。両方じゃない?」
と、笑った。
でも私は、気付いてしまった。
アイスのお礼を言った時、先生がちょっと照れ臭そうに笑った事に。
ちゃんと私達の事を気に掛けてくれてたのは、意外と成海先生の方だったりして…
急に仕事の顔になって、私に聞いてくる先生。
「まだ熱がありますね。」
「うーん… 薬変えてみるか。」
そう言ってパソコンに向かい、
「明日から、こっちに変えて。」
と、私に指示を手渡した。
「じゃ、お疲れ!」
「先生! アイスありがとうございました。」
私の声に振り返った成海先生は、『おう!』と片手を軽く上げ、帰って行った。
「先生、差し入れに来たんですかね? それとも仕事しに?」
後輩の声に、
「さぁ。両方じゃない?」
と、笑った。
でも私は、気付いてしまった。
アイスのお礼を言った時、先生がちょっと照れ臭そうに笑った事に。
ちゃんと私達の事を気に掛けてくれてたのは、意外と成海先生の方だったりして…


