「ん……。」

「目覚めましたか?」

「……?」

暗い部屋に突然差し込む光。
…………眩しい。

「手荒な真似をして申し訳ありません。」


ちょっとずつ司会がクリアになってくる。


「あーっ!さっきのっ…………!」


驚いて立とうとすると立ち上がれなかった。

…………椅子に縛り付けられてるし……!


「離して!ここはどこですか!誘拐ですよ!」


私が睨み付けるとははは、と愉快そうに笑った。


「誘拐なんて。私はあなたの権力を戴きに来ただけです。」

「権力……?」


「えぇ。あなたは……」