「七海、あんたなんでピンピンしてんの?」 「へ?」 そうだ。確かに。 かなり血を吸われたはず。 普通なら貧血になってるぐらい。 「七海」 名前を呼ばれて顔を上げる。 至近距離に誰かが。 「七海!逃げて!ソイツ、私じゃない!」 え、皇じゃない……? そこで目の前がブラックアウトした。