皇が言うには、リアンが夜月をモノにしようと裏で動いていて、夜月に恋人がいない場合リアンが婚約者に決定してしまうらしい。
で、それのタイムリミットが文化祭の次の日なんだとか。

「後悔したいの?」

皇が真剣な目で問いただしてくる。


「……したく、ない。」

「うん。素直でよろしい。」


皇の目がふわっと優しくなる。



決めた。

私、文化祭の日の夜、夜月に告る。


例え、どんな結果になっても後悔したくないから。