モヤモヤしたままでいると後ろから聞きなれた声が聞こえた。 「リアン。帰るぞ。」 「はいっ、シュン様ぁ!」 夜月シュンだった。……が。 (様子がおかしい……?) まるでリアンさんしか見えてないかのよう。 考えてみればもっと前のところからおかしかった。 あれだけ結婚しないと言っていた夜月がすんなり結婚するなんて。 「夜月っ!」 「…………」 反応もしない……。 この人は、誰……?