誠につもる白雪かな

凛「私に何かようですか。大人しく自首しにきましたか?」



武「はっはっはっ!いや参ったね。まだ捕まる訳にはいかないんだよ。君に話があってきたんだよ。」



そういうと一歩ずつ近づいて来た。



凛「動くな!」



咄嗟に構える凛にかまうことなく近づいて行く武市。



凛「聞こえないのか!」



武「......」



黙ったまま近づいて行くと凛の間合いに入る一歩手前で止まった。



武「君は...派手にやりすぎた。女子なのに実質新撰組が勝利を収めているのは君の働きと聞く。そして敵を欺き間者としても潜入出来る能力...躊躇せずに刀を振りかざし斬り捨てる強さ...」



ふっ...と武市の目が鋭くなった。



武「これ以上君に動かれては困るんだ。生かしておくわけにはいかないんでね。」


凛の後ろに目をやる。


武「中岡。」


凛が振り向くより一歩早く後ろから羽交い締めにされた。


凛「何をする!離せ!」



中「こんな綺麗な女子に手荒な真似はしたくなかったんすけど...仕方ありません。敵なんですから。」



凛がいくら暴れても所詮女。
男の力には叶わなかった。



武「君に選択肢をやろう。岡田。」


岡「はい。」



凛の首筋に刀が当てられる。



凛「っ...」



武「新撰組の情報を教えて欲しい。いまここで殺されるか我々に味方するか...選びなさい。」



するりと頬を撫でられる。



凛「やめっ...っ‼‼」