―鷹司邸―


凛「まだ来てないみたいですね...」


土「あぁ...」


二人は邸内に入り込み
建物の陰から様子をうかがっていた。


その時外から声が聞こえてきた。


寺「おい久坂!!どうする気だ!!」


久「ここに入り鷹司様に直談判する!!」


寺「そんなこと可能なのか!?」


久「鷹司様は昔から長州贔屓のお方!!きっと我々の思いをわかってくださる!!」


寺「よし...お前ら中へ!!」


隊「はい!!」


すると門があき長州藩士たちが入ってきた。



土「10人か...どうする?」


凛「しばらく様子を見ましょう。」


二人は物陰から様子を見ていた。


久「鷹司様!!」


鷹「何事じゃ。久坂。」


久「われらの思いを!!どうか!!どうか帝にお伝えくださいませ!!」


鷹「ふん...」


すると鷹司は久坂たちに近寄り言った。


鷹「この度の行い...誠に遺憾である。帝もお嘆きであらせられるぞ。」


久「そ...そんな...」


鷹「わかったらさっさと長州に帰るがよい。」


そう言って邸内に入って行った。