碧嶋さんが言い終わったら、車はそのままいってしまった 「はは…は…」 何故か口からは乾いた笑い声がこぼれた 呆然としながら思いっきり頬をつねってみた 「い"った……」 痛い…ということはこれは現実か 現実と理解出来て急に頬が熱をおびる あぁ、顔から火を吹くとはまさしくこのことだ 私の顔はいまにも火を吹きそうなほど熱い