数分走って、信号にひっかかった 「そういえば…」 碧嶋さんはそういって私のおろした髪を一房掬い取った え、え、え? どうしたの急に、なんで髪触られてんの私っ 思いもよらない事態に私の体は固まった 「髪、意外と長いんだな」 普段アルバイト中の私は邪魔にならないようにお団子にしてるから、おろしたのははじめて見たんだろう 「うっははぃっ!!私の髪って量がおおいのでっ何時も大抵まとめ髪のときが多いんですっ!!」