「ホントに可愛いよね、和樹って。クール系男子に見えないもん。」 私の言葉に、ピクリと肩を反応すると食べるのを止めて口を開いた。 「‥みいるの前だけだよ。」 「‥え?」 「わかんねぇけど、みいるの前だけ素直になれんだよ。クールぶれないっ‥つーか。」 ぶっきらぼうに言う和樹の言葉に、心の中が暖かい気持ちになっていく。 「ありがと、和樹。」 笑顔になった私が、和樹の頭を撫でながら言うとキラキラした笑顔で頷いていた。